東証プライム上場ブラック企業の話

【東証一部上場ブラック】店舗社員編②注力販売商品は無言の圧力で自腹で買わされる。

どーも「N・W・ごりら」です。

東証一部上場企業が全てホワイト企業だと思っていませんか?

僕が新卒入社した企業は、スポーツ用品を取扱う東証一部上場企業でした。

この企業がまさにブラック企業でしたので、その経験を綴っていきます。

就職、転職を検討している方は、数ある事象の一つとして参考にしていただけたら嬉しいです。

※既にこの会社を退社していますので、現在は改善されているかもしれませんし、されていないかもしれません。

本日のブラック~店舗社員編②~

欲しくもない注力販売商品を無言の圧力によって、自腹で買わされた話。

定期的に行われる販売競争

スポーツ量販店では、定期的に全社で注力商品を設定し、各店舗に販売数を競わせる販売競争というものがあります。

例えば、

・ナイキのランニングシューズ
・ヨネックスのテニスラケット
・ミズノの野球スパイク

など、その期間に問答無用でお客様にオススメします。

お客様の好みを聞きつつも、どの方向からもその注力商品に持っていきます。
※注力販売上級者は、アシックスを欲しいと言っている人に対しても、ミズノを購入していただくことも可能です。

店舗の成績と個人の成績が毎週のように全店に配信され、
上位店には優先的に在庫が供給され、下位店には直々に本部長からの叱責が入ります。

販売数を増やすために、従業員は自腹で注力商品を買う

タイトル回収になりますが、販売数の低い下位店は、とにかくプレッシャーをかけられます。

「まずは1足販売しろよ」
という悪魔の囁きがあります。

この言葉の真意は「1足も販売できてないってことは、従業員が誰も買ってないってことだろ?」という意味であること知ったのは、入社して2年目に入る頃でした。

スポーツ量販店の従業員は、ランニングシューズを各ブランドのものを持っていることが多いです。
これは、注力販売の度に、シューズを買わされた奴に末路です。

僕も、店舗社員のときは、ランニングシューズだけで8足くらい持っていましたし、
テニスなんてしないのに、ヨネックスの硬式テニス用のラケット、バトミントンのラケットも持っていました。

もっと言うと、野球もしないのに、ミズノの軟式野球用のグローブを持っていたし、
キャンプもしないのに、スノーピークのテントも持っていました。

店舗社員時代は、独身ということもあったので、お金を自由に使えていたということもあり、
周りからのプレッシャーと「上層部に気に入られたい」と思って、バンバン自腹で買ってましたね・・・
※こんなことで上層部に気に入られえるわけないのに。

今振り返ってみた感想

今考えてい見ると、バカバカしいですよね。
従業員が買わなくてはいけないくらい売れない商品を注力商品にしている時点でお察しです。

こういうのを購入せずにちゃんと断ってた人は、早々と会社を辞めていました。
スポーツ量販店に限らず、小売業界の大きな闇は存在します。