どーも「N・W・ごりら」です。
東証一部上場企業が全てホワイト企業だと思っていませんか?
僕が新卒入社した企業は、スポーツ用品を取扱う東証一部上場企業でした。
この企業がまさにブラック企業でしたので、その経験を綴っていきます。
就職、転職を検討している方は、数ある事象の一つとして参考にしていただけたら嬉しいです。
※既にこの会社を退社していますので、現在は改善されているかもしれませんし、されていないかもしれません。
お客様のテニスのガットを張るために休日呼び出された話。
テニスのガット張りはスポーツ量販店ならではの仕事
スポーツ量販店のメインとなる仕事の一つに「ガット張り」があります。
ガット張りとは、テニス、ソフトテニス、バドミントンなどのラケットスポーツのガット(アミアミの部分)を張る仕事です。
↓販売員の仕事に興味があればご覧ください!
スポーツ量販店で働く上で、このガット張りは覚えなくてはいけない仕事の一つです。
社員の半数は、ガット張りができるようになります。
多い時には1日10本以上にラケットのガット張りをし、
大体1本加工するのに30分~40分かかるので、1日6時間以上はガット張りだけする日もあったりします。
ガット張りの依頼がない状態であれば、お客様のラケットをお預かりして、お渡しまでに最短では60分でお渡し可能ですと伝えます。
しかし、依頼が重なっている場合は、当日お渡しができず、翌日取りに来ていただくこともあります。
店長がガット張りができないため、休日に呼び出される
テニスのガット張りは、大会の前や新学期に依頼が重なります。
みんながガットを張り直したいタイミングはが重なるため、自ずと当日のお渡しが出来なくなるわけです。
しかし、それを許してくれないお客様もいます。
「明日試合だから、今日中に欲しい」
「明日は取りに来れないから、今日中に何とかして」
と言われることは日常茶飯事でした。
そこは、大変申し訳ないですが、他のお客様のこともあるため断るのが基本です。
※断らないとキリがないからです。営業時間を超えて店内に残ることはルールとしてNG。サービス残業や休日出勤は見逃すのに、店内に残るのはやたらと厳しいブラック企業。
しかし、僕の職場のクソ店長は違いました。
お客様が怒鳴るとなんでも「やります!」と言ってしまう人でした。
店長はガット張りが出来ない人。
その日は、ガット張りができる社員は、他の業務で追われており、ガット張りは不可。
そうです。
休日の僕を呼び出せば、事足りるのです。
店長からの電話。
「お前のガット張りしたラケットでクレームがきたからお前で処理しろ!今から来い!」
僕は申し訳ない気持ちで店舗に向かいました。
開口一番「申し訳ありませんでした。今すぐガット張りします」と謝り、
すぐにガット張りを済ませました。
そして、店長にもう一度しっかりと謝り、帰宅しようとしたとき、
アルバイトの大学生から「あのラケット、N・W・ごりらさんのクレームじゃないですよ。店長が受けちゃっただけです」と衝撃の一言が。
はぁ~・・・これだからパワハラ店長は・・・
もちろん店長にはビビりまくっていたので、この気持ちは解放できないまま今に至ります。
今振り返ってみた感想
何の仕事もですが、出来ないときは出来ませんと言わないとキリがありません。
しかも、小売店でこういう例外をつくってしまうと「前は対応してもらったのに!」「〇〇さんはやってもらったって聞きましたけど!」とか言われるようになり、後々の面倒になるのは目に見えています。
休日出勤を強要されたときは「今日は隣の県に行っていまして、出社できません」とか何かしら言い訳を用意しておけばよかったです。
まぁその時は僕はパワハラに支配されていたので、そんな切り返しは出来なかったと思いますが・・・
皆さん、休日は仕事場からの電話は出てはいけません。