どーも「N・W・ごりら」です。
マイホーム購入しようと検討される人の中には、
・ZEH
・ZEH+
・次世代ZEH
・LCCM
というような、省エネ、脱炭素の住宅を選択し、補助金制度を活用しようとお考えの人も多いはず。
僕は、2020年にZEH+の注文住宅を購入し、補助金制度を利用しました。
正直、購入する前はなんとなく補助金がもらえるからという理由だけで、ZEH+にしましたが、結果として電気代も抑えられ、良かったことしかなかったなという感じています。
ただ、ZEH住宅にすると、
・毎月の電気の使用状況の報告
・半年に1度の定期報告
という地味に面倒な作業が2年間発生しました。
※補助金をもらったからやらないといけません!
これからもご購入される方は事前に知っておいた方がいいと思いますので、ここで解説します。
・ZEH住宅とは
・エネルギー使用状況の報告が必要
・蓄電池で夜間電力を蓄えるため電気代は抑えられる
・まとめ~補助金制度を使用するには面倒もありますが、ZEHの家でよかった~
ZEH住宅とは
そもそも、ZEHとは「Zero Energy House」の頭文字をとった言葉であり「ゼッチ」と呼ばれています。
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」を指し、「1次エネルギーの消費量をプラスマイナスゼロに出来る住宅」と定義されています。
分かりやすい表現すると、「エネルギーを使った分生み出すこともできる地球環境にやさしい住宅」のことです。
そのため、1次エネルギーの消費を抑制するために、エネルギー消費をプラスマイナスゼロにする住宅「ZEH」を提唱し、「ZEH仕様で注文住宅を建てた人には補助金を出しますよ!」として、環境に優しい住宅が増えるように施策をしています。
ZEH住宅の種類
2022年のZEHには、以下のような種類があります。
種類よって設置すべきものが変わってきますが、素人がしっかり読み込んだとしても、ピンも来ないことが多いため、ハウスメーカーさんに1つずつ解説してもらうことをオススメします。
※僕は不明なワードを全て教えてもらいました。
①ZEH
高断熱、太陽光発電システム、省エネ設備を導入したエネルギー収支0の住宅
②ZEH+
ZEHをさらに省エネ化し、電気自動車充電設備などの再生可能エネルギーの自家消費拡大設備等を導入した住宅
③次世代ZEH+
ZEH+から、さらに蓄電システム、燃料電池などの再生可能エネルギーの自家消費拡大設備等を導入した住宅
④次世代HEMS
次世代ZEH+から、さらに太陽光発電エネルギーの自家消費を拡大するために、AI・IoT技術等による最適制御を行うもの
僕は②のZEH+で家を建てました。
エネルギー使用状況の報告が必要
僕が家を建てて面倒だったのは、毎月エネルギーの消費状況を報告する必要があったことです。
補助金制度を使用している以上
・1ヶ月間の使用電力量
・1ヶ月間の発電量
・1ヶ月間の売電量
を記録して報告しなくてはいけません。
具体的には、月に1回「一般社団法人 環境共創イニシアチブ」という法人にエネルギー計測データを送り、半年に1回定期アンケートという形で、各月の使用電力量、発電量、売電量と簡単な設問に回答して報告をします。
月に1回の報告
ZEHの家を建てる際に、データ計測機器の設置が必要になるため、必ず設置されます。
そこにはSDカードなどのデータの保存媒体を入れ込むと、自動的にそこに毎日のエネルギー状況が保存されます。
月に1回の報告のタイミングで、該当月のデータを抽出し、少しだけ加工をして専用サイトで報告をします。
下記のようなcsvデータが保存されているため、これを1ヶ月分1つのシートにまとめてアップロードすれば報告完了です。
慣れてこれば、15~20分くらいで終わる作業ですが、地味に面倒なので、月初に忘れずにやりましょう。
※報告が遅れると催促のメールが来ます。
半年に1回の定期アンケート
半年に1回「一般社団法人 環境共創イニシアチブ」より、定期報告のアンケートが届きます。
これは、下記の画像のような項目を埋める必要があるのですが、埋めるためには、毎月の電気代の検針票が必要があります。
今は紙のタイプの検針票は送られてこず、ネット上で確認できることが多いため、過去のデータを見ることは難しくないですが、毎月の紙の検針票が届く方は、ネット上で管理ができるように設定することをオススメします。
また、上記の報告内容とアンケートに回答する必要がありますが、それは生活状況に合う選択肢を選ぶだけですので、すぐに終わります。
※僕のときは、家族の中にテレワークしている人はいますか?みたいな質問もありました。
や
こんなアンケートです、
蓄電池で夜間電力を蓄えるため電気代は抑えられる
僕の家には蓄電池があり、これが電気代を抑制するのに一役買っています。
僕の当初のイメージでは、太陽光発電をした電気を蓄えておく蓄電池だと思っていました。
しかし、実際は価格の安い夜間電力を蓄え、翌日の日中に使用するという使い方をする蓄電池でした。
※設定でどこからの電力を蓄えるかは設定できます。
そのため、価格が高い日中に買電をせずにすみ、月々の電気代を安くすることができました。
これが報告した数値です。
毎月が黒字になるわけではありませんが、晴れの日が多い月は黒字になりやすく、家計が助かっているのは事実です。
最初に蓄電池を取り付けるのにはそれなりの費用がかかりますが、ランニングコストを抑えられるため、住宅購入後のやりくりは楽になると思います。
ただ、ここには否定的な意見もあるため、否定的な意見の方の話も聞いたほうがいいです。高い買い物ですので納得できなかったら購入を見送ったほうがいい場合も考えられます。
まとめ~補助金制度を使用するには面倒もありますが、ZEHの家でよかった~
ZEH住宅について簡単に紹介してきましたが、僕が3年ほど住んでみた実感としては「ZEHの家にしてよかった」ということです。
・補助金で100万円ほどのお金が戻ってきたこと
・室内で快適に過ごすことができる住環境
・環境に優しいという精神的な安堵感
逆に悪かったところは特に思い浮かびません。
強いて言えば、イニシャルコストが通常の注文住宅よりもあがるということくらいです。
※蓄電池代や太陽光パネルなどの設置が必要のため。
今から家を購入される方がこれを読まれていたら、一度ハウスメーカーさんにZEH住宅について話を聞いてみることをオススメします。