どーも「N・W・ごりら」です。
東証プライム上場企業が全てホワイト企業だと思っていませんか?
僕が新卒入社した企業は、スポーツ用品を取扱う東証プライム上場企業でした。
この企業がまさにブラック企業でしたので、その経験を綴っていきます。
就職、転職を検討している方は、数ある事象の一つとして参考にしていただけたら嬉しいです。
※既にこの会社を退社していますので、現在は改善されているかもしれませんし、されていないかもしれません。
業績悪化で早期退職の募るも辞めたいと言った人が恫喝され辞められない話。
早期退職者を募り始めザワつく社内
終身雇用に終わりを告げたように、2022年現在、上場企業で黒字運営ができている企業ですら、早期退職者を募るのが当たり前になってきました。
僕が当時勤めていた企業でも、早期退職希望者の募集がありました。
理由は、シンプルに業績悪化しているから。
人件費が高い45歳以上を対象に早期退職を促すため、退職金をアップさせ、声を掛けていく定番のシステム。
社内で公表されてから、社内では「あの人は絶対辞めるよなー」とか「アイツ辞めないかな~」とか社内がこの話題でもちきりになりました。
管理職が辞めたいというと恫喝され止められる
まず前提として、ブラック企業なので、みんな辞めるきっかけを常に探しています。
そんな中舞い降りた早期退職希望者の募集。
これに飛びつかない人はいません。
無理な働き方をさせられていたマネージャー(課長職)がここぞとばかりに早期退職を希望しました。
その結果は定年が近いマネージャー以外は、全て却下され残留という「早期退職希望者を募るとはなんぞや?」という状態になりました。
そこで、辞める宣言をしていた仲が良かったマネージャーに話を聞いてみると、
「いやぁー辞めたいって言ったら、めっちゃ怒鳴られて、愛社精神はないのかって言われたよー(笑)」
とのことです。
ということで、早期退職希望者を募るのは、役職にも就いていないような、平社員の45歳以上の人を追い出すだけの施策だったみたいでした。
役職に就いていない年齢高い人を追い出すための早期退職だけど、有能な人も一緒に抜けてしまうという話はよく聞きますが、そこは流石ブラック企業。
早期退職したいという人すら恫喝して止めるということに驚きです。
そして、誰も録音してリークしなり、反抗しなかったのは、やはりブラック企業に染まってしまっていたということでしょうか。
今振り返ってみた感想
僕は、大学生時代の就職活動の段階で終身雇用なんてないし、いざとなったら企業はすぐに内定を取り消すということも身を持って実感していたので、企業に期待することなんてないというスタンスです。
しかし、就職氷河期と呼ばれた世代より上の世代は、終身雇用が前提。
一社で勤め上げるというのが美学と意識があるため、急にハシゴを外されても心の準備ができていないのもわかります。
実際は、早期退職希望に応募して退職したオジサンたちは、収入も減り、お世辞にも良い労働環境とは言えないところで働いている方と多いと聞きました。
いつでも自分だけて戦って行けるスキルは大事であり、ブラック企業にいると、そのスキルを磨けない。
やばいと思ったら今すぐブラック企業から抜け出せ!