マーケティング・仕事の進め方の話

【マーケティング部】仕事内容は広告代理店の選定。

どーも「N・W・ごりら」です。
本日は、僕が広告代理店で法人営業をしていた時の話を綴っていこうと思います。

何の法人営業をしていたのか

・インターネット広告の運用代行
・マーケティングオートメーションの運用代行
・HP・LPの制作
・WEBキャンペーンの立案、提案

文字にすると大したことやってないですね。要するに、各企業が何か売りたい商品、サービスがあるときに「WEB分野だったら、こういうプロモーションができますよ!」という提案を行い、受注できたら、それ通りにタスクをこなしていくという仕事です。

もちろんピンポイントでリスティング広告の運用を依頼されるだけのこともあるので、毎回毎回プレゼンをして受注というわけではないですが、大型の案件になると、プレゼンは必須であり、コンペで他社と比べられるわけです。

そんな法人営業をしていた時に強く感じた違和感をご紹介します。

マーケティング担当の仕事って?

提案だけを求めてくる人が多すぎる
これはあくまでも僕の経験の話になりますが、社員数が多い企業になればなるほど、広告代理店に丸投げということが多かったように感じます。中小企業のほうが販促にかけられる予算が限られているので、担当の方も調べて、何が効果的なのか?どのくらいの規模のことができるのか?ということをある程度事前に調べているんですが、予算が潤沢にある大企業は、事前に何かを調べるということもなく「提案待ってます!」というスタンスの方が多かったです。

提案のセレクターと化す
コンペで3社ほどで競い合った場合、その企業の役員とマーケティング部のメンバーの前でプレゼンを行い、後日受注かどうかの連絡が来るのが一般的です。なんなら、出来レースで受注が決まっているにも関わらず、コンペをやらされたりします。(自社が当選確実ならば良いですが、逆パターンだったら骨折り損です。)

ただ、この時にいつも思っていました。「なんでプレゼン内容のブラシュアップを要求してこないのか?」ということを。コンペで受注を勝ち取ったとしても、そこからプレゼン内容を互いでブラシュアップしていった方が、より良い企画になると思うのですが、コンペでプレゼンした通りに実行してくださいと言われることがほとんどで、そこから何かを言われるということはほとんどありませんでした。

おい!マーケティングのメンバーは何が仕事なのか?ただ単に代理店が提案してきたことを選んでいるだけじゃないか!これは、ただのセレクターであって、マーケターではない。

言っておくが、広告代理手よりもインハウスのマーケターの方が商品、サービスについて詳しいに決まっているからな。

結果の良し悪しはそこまで見られない
僕はWEBマーケティングが主でしたので、企画が終了したタイミングで、WEB広告の実績であったり、そこから分析された次回の課題などを、先方の担当の方に話したりするわけですが、ここで詰められることは一度もありませんでした。「Youtube広告は反響が良く、CPAも良いので次回もYoutube広告は必須ですね」と言っても「そうですか」で終わり「インスタのストーリー広告はイマイチでしたね」と伝えても「そうですか」で終わる・・・そして次回のコンペのタイミングで、そこに触れたとしても、あまりピンと来ていない様子・・・

せっかく多額の予算を投下してるんだから、もっと結果を分析して後に活かせよと思ってしまいますが、大企業のお金の使い方はこういうものなんですよね。僕も大企業にいたときは、こんな感じでした。毎回同じ失敗をするのにも関わらず、広告代理店が悪いと言って次回会社を変えてしまう。それではノウハウが蓄積されないですよね。

結論

インハウスのマーケターがしっかりしているところは、広告代理店を乗りこなすものです。

今日でごりらは23歩進んだ。