年収・給料の話

【年収を考える】財務状況を分析して年収を上げろ。

どーも「N・W・ごりら」です。

年収を上げたいと思う人は多いはず。

しかし、年収を上げる方法を知っている人はそこまで多くありません。

なんとなく転職をしたり、今の会社で出世すれば給料が上がるという認識はあるも思いますが、そこを深掘することで、

・自分の年収のおおよその上がり方
・社内での給与交渉
・転職での給与交渉

のノウハウを知ることができます!

そこで、

語るごりら
語るごりら
本日は、会社の財務状況から自分の年収が上がるのかを調べることの重要性について、綴っていきます。

このブログで得られる情報

・インターン生は漠然と年収1,000万円を夢見る
・単純計算で年収1,000万を考える方法
・売上を全て人件費に充てられない理由
・社長のお金遣いは、自分の給料に反映される
・まとめ~とにかく数字を具体化して考える~

インターン生は漠然と年収1,000万円を夢見る

僕がスタートアップ企業に勤めていた時の話です。
インターンで優秀な大学生(旧帝大在学)が入ってくれており、こんな話をしました。

「僕このままこの会社に入って、皆さんと一緒に会社を大きくしていきたいです」

ありがとう~!という気持ちはもちろんありましたが、彼にとってそれは最良の選択ではないように感じていたため、色々と聞いてみることにしました。

彼が仕事に求めること

①年収1000万円を超える
②入社1年目から裁量権のある仕事をする
③会社と一緒に成長をする

②③に関しては、インターンからこの会社に入社すれば実現できるけど、①はどうすれば実現できるかイメージついてる?

そこから彼には年収について次のような話をしてみることにしました。

単純計算で年収1,000万を考える方法

初任給から考えてみる

1年目の年収が300万円だったとすると、新入社員の自分以外の社員の年収は基本これ以上の金額になります。

社員数が20人だった場合、単純計算をして、年間で6000万円は必ず人件費で必要になります。

粗利益高から考えてみる

分かりやすいように、売上から原価を引いた粗利益高で考えてみます。

人件費で6,000万円が必要の場合、荒利益高で6000万円あれば、人件費は賄えるわけです。

では、6000万円を粗利益高を生み出すにはどうすればよいのでしょうか?

粗利益率が50%だったと仮定すると、1億2,000万円の売上を作り出せれば、粗利益高は6,000万円になります。
※実際はこんなに粗利益率がいいことはないですが、わかりやすくするために。

ではでは、社員全員の年収を倍の600万円に上げたいとなると、単純計算で売上が倍必要だから2億4,000万円の売上が必要になるわけです。

ではではでは、社員全員の年収を1,000万円にするためには、2億円の粗利益高が必要になるわけなので、4億円の売上があれば、年収1,000万円達成です。

売上を全て人件費に充てられない理由

実際は人件費以外の支出があるので、こんな単純な話ではありませんが、粗利益が出ないと何も始まりません。

では、人件費以外の支出とは何か?

・家賃
・光熱費

オフィスを借りてビジネスをしていれば、家賃と光熱費は必要になります。

・サーバーレンタル
・通信費

ネット環境はビジネスをするのに必ず必要ですし、自社のコーポレートサイトも持たない企業は、信頼されない時代です。
ネット周りの支出も必要ですね。

クライアント先が遠いとレンタカーを借りること必要があるかもしれません。

パソコンが壊れたら、すぐに新しいものを購入する必要があります。

人件費以外に必要な経費はたくさんあるわけです。
そう考えると、どれだけ売上を伸ばさないいけないかも見えてきます。

これらの数字を明確にすることによって、自分の年収がどの辺りまで伸びるかを理解できるようになります。

そして、年収1,000万円が高い壁だということにも気づけます。

社長のお金遣いは、自分の給料に反映される

当たり前の話ですが、社長の給料は基本会社の売上から出ています。

自分の給料が上がっていかないのに、社長が豪遊していたらどうでしょうか?

会社の財務状況が芳しくないのに、良い車乗っていたり、やたらと私生活でお金を使っているという状況は危険です。

僕が働いていたスタートアップの社長はこれでした。

・売上1億程度で正社員を15人雇ってしまう
・テスラを購入
・グッチの靴を履き商談へ
・自分用の新品のアップル製品を大量購入

※他の従業員はメルカリで購入したMacBook。

従業員に還元をせずに、財務状況は最悪にも関わらず、家賃を上げて見栄を張ったクソ野郎でしたね。

僕はこの社長を見て先がないとと思い辞めました・・・

まとめ~とにかく数字を具体化して考える~

自分の年収をどう上げるのか?自分の会社ではどのくらい人件費にお金をまわせるのか?を解説してきました。

会社という組織は、利益を出すことを主目的としていますので、数字をしっかりと把握して、利益を出すためには何をすべきか?ということは必ず求められます。

数字を具体化できる能力があれば、自分が会社にどれだけの利益をもたらしているのかも分かります。

つまり、自分が出している利益に対して、自分の給料の適正なのかどうかも見えてくるわけです。
そうなれば、社内で給与の交渉もできます。転職時の給与交渉も自分が出せる成果によって交渉することができます。

なんとなく給料をもらうのではなく、なぜこの給料なのかを一度調べてみることをオススメします。