転職活動の話

【転職活動】オフィスの内装で転職先を選ぶなよ。

どーも「N・W・ごりら」です。

僕は2回転職をしており、

・東証一部上場のスポーツ流通小売業
・設立2年目のスタートアップ
・老舗の中小企業

の3社で働きました。

オフィスの綺麗さ、オシャレさは三者三様

きっと多くの人が綺麗で、オシャレなオフィスで働いて、
映えるキラキラな社会人生活を送りたいと思っていることでしょう。

しかし、オフィスの綺麗さ、オシャレさを重視するあまり、
他のことに目を向けることを忘れてはいけません

ということで、

語るごりら
語るごりら
本日は、「オフィスのオシャレ度で会社を選ぶなよ」という話を綴りたいと思います。

このブログで得られる情報

・東証一部上場企業の自社ビルの環境
・都市部オフィス街の15階建てのオフィスビルの2階の一画の環境
・オフィス街から少し離れた5階建ての自社ビルの環境
・まとめ~見るべき部分は会社が何にお金を使うのか~

東証一部上場企業の自社ビルの環境

僕が新卒で入社した企業の本社ビルです。

全フロアがその企業の部署が入っており、
テナントでどこかに貸していたということはありません。

メンテナンスは行き届いており、
外部の清掃スタッフの方が毎日清掃してくれていましたし、
警備会社の方がいつも巡回してくれていました。

全フロアほぼ同じ構造をしており、
どのフロアもテーブルの島が3~4個あり、
グループで分かれているような一般的なオフィスの配置です。

オフィスを見ただけでは、
市役所の窓口の奥側に近いです。

無機質で
決してオシャレではありません。

就活生がこのオフィスを見ると
「清潔だけど、地味なオフィスだな~」
という感想を持つと思います。

給料面は流通小売業ということもあったので、
30歳で非管理職で年収450万程度でした。

外部から見ると、
あんな自社ビルで働いているんだから、
給料いいんだろうなーって思われがちですが、
立派な自社ビルがあったとしても、
年収が特別高いわけではありません。
※小売業としては高い方ではありましたが。

サービス残業は当たり前で、
東証一部上場企業とは思えない環境でした。

生産性はかなり低い。

その代わり、
PC、スマホ、プロジェクターなどの備品は
必要であればすぐに購入してくれるので、
オフィス環境としてはとても良かったです。





都市部オフィス街の15階建てのオフィスビルの2階の一画の環境

2社目に入社したのは、
設立から2年目のスタートアップ企業。

僕が働いている時に、オフィスの移設があったので、移設後のオフィスについての情報です。

※ちなみにこのオフィスへの移設を機に、
僕は転職を考えました。関連記事を貼っておきます。

【スタートアップ企業とは】スタートアップ企業に転職して失敗した。キラキラとした希望を持ってスタートアップ企業に入社したものの、失敗しました。その失敗だと判断した出来事を具体的に綴っています。...

オフィス街の中でそこまで大きくはない15F建てビルの2Fの一画がオフィスでした。

広さだと50坪くらいで、
30人くらいはオフィスに座ることができます。

商談室兼ミーティングルームが併設されており、
いわゆる今どきのオフィスでオープンな環境です。

移設した時に代表が内装にはかなりこだわり、
お金をかけたということもあり、
緑が溢れる流行のオシャレなオフィスで働いていました。

イメージとしては、LINEとかZOZOのような
イケイケの企業のオフィスをイメージしていただければと思います。

モダンな内装に、観葉植物がグリーンを演出。
カジュアルな服装で働く社員。

就活生がこのオフィスを見ると
「うわ!めっちゃオシャレ!こんなところで働いてみたい!!」
という感想を持つと思います。

テナントで入居しているため、
トイレや廊下のような共同スペースは外部の方が清掃していただけるため、いつも清潔でした。

しかし、オフィス内の絨毯や窓は自分たちで清掃する必要がありました。

給料面はスタートアップということもあり、
インセンティブでバンバン稼げると思いきや、
マネージャー職で年収360万程度でした。

オフィスだけみると、
儲かっていそうな企業に見え、
年収も高いイケイケな企業に見えますが・・・

残業という概念が管理職、非管理職問わずないため、
朝の4時まで仕事とか当たり前でしたね。

生産性は低い。
ただ夢はありました。

問題点は、
オフィス移設時の財務状況

こんなきれいなオフィスですが、
銀行から無理無理融資を受け
事務所を借り、内装費を出していました。

特に大口な契約があったわけでもなく、
これから何か伸びる確証がないまま、
代表の一存で進めました。

固定費が爆上がりし、月の収支は赤字。

赤字なので、オフィス内の備品はなかなか新しくなりません。

一番衝撃だったのは、
会社PCのMacBookはメルカリで購入した中古を使用していたこと。

驚くごりら
驚くごりら
メルカリて!!

複合機はなく、毎回コンビニで商談資料を印刷してました。

こういうこともあるので
スタートアップには気を付けて。

オフィス街から少し離れた5F程度の自社ビル

3社目に入社した今所属している企業です。

70年ほどの歴史がある老舗企業で、
自社ビルを保有しており、そこの2Fで働いています。

物凄く古く、トイレにウォシュレットが付いておらず、
ガムテープで補強されている部分もあるオフィス。

トイレが汚かったのは最初は凄く嫌でしたね・・・
慣れてしまえば別に大丈夫でしたが。

就活生がこのオフィスを見ると
「ここで働くのは嫌だな。キラキラしていないし・・・」
と正直マイナスなイメージを持たれるでしょう・・・
※実際僕は最初はそう感じましたし。

給料面は、転職1年目の年収が非管理職で520万円程度

そして、基本定時で帰ることができます。

そうなんです。
オシャレでもなく、
古いオフィスなんですが、
給料もよく、生産性が高いんです。

社内PCや社内機器は最新のものが導入されており、
基本業務に必要なものであれば、
ほぼ申請すれば購入されます。

こういうのって入ってみないと見えてこない部分

僕はお給料さえ上がれば、
オフィスの環境なんて気にならないタイプでした。

今働いている環境に満足しているがゆえに、
こういう記事を綴っているという部分もありますが、
こういう会社はまだまだあるということを知ってほしいという気持ちが強いです。

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まとめ~見るべき部分は会社が何にお金を使うのか~

オフィスが綺麗、オシャレなのは
その会社がオフィスに投資をしているからです。

・給料を上げて、人に投資するのか
・設備を整え、環境に投資するのか
・開発に投資して、よりより商品を作るのか
・オフィスデザインに投資をして、ブランド力を上げるのか

転職、就職するときは、その会社が何に投資しているのかを見極めることをオススメします。

給料が安くてオフィスがオシャレなのは要注意です。