転職失敗スタートアップ企業の話

【スタートアップ企業とは】スタートアップ企業に転職して失敗した。

どーも「N・W・ごりら」です。

僕は、1度目の転職で、
東証一部上場企業から、スタートアップに転職しました。

当時の僕は、

・スタートアップでブチ上げて周りを見返すぜ!
・裁量権ある立場でバリバリ仕事をしてキャリアを積むぜ!

とか考えて転職をしたわけですが、

はっきり言ってスタートアップへの転職は

失敗

でした。

ということで、

語るごりら
語るごりら
本日は、スタートアップ企業に転職して失敗だと感じてしまった具体的な話について綴ります。

このブログで得られる情報

・僕が転職したスタートアップの特徴
・入社してから気づいた違和感
・次の仕事が決まる前に退職を決意させた社長の暴走
・まとめ~本当に心が強い人が戦うスタートアップ企業~

僕が転職したスタートアップの特徴

僕が転職したスタートアップの特徴は下記の通り。

・起業して2年目に突入するときに入社
・2年目で社員は10人以上もいる
・インターネット広告運用が本業
・WEBコンサルタントもする
・事業内容に独自性はない

簡単に説明をすると、
Google広告やらYahoo!広告のような
インターネット広告販売し、運用を行っている
小さな広告代理店です。

企業から2年のためスタートアップ企業と言っているものの、
最近できた小さな広告代理店というだけの会社でした。

今冷静に当時を振り返ればわかるはずなんですが、
当時の僕は
「スタートアップ=イケてる会社」
と思いたかったんだと思います。

入社してから気づいた違和感

入社して気づいた違和感。

・社員が多い
・支給パソコンはメルカリ購入した中古
・インセンティブなどない

社員が多い

僕が面接をしたときは、
僕を含めて7人という話を聞いていました。

売上は1億円足らずの事業規模で、
「社員が7人ならまぁそんなに問題ないかな?」

という軽い気持ちでした。
※粗利益率も良いビジネスでしたし。

しかし、いざ入社をすると社員は10人以上。
インターンという名のアルバイトも在籍している状況でした。

ちょい驚くごりら
ちょい驚くごりら
1億円の売り上げ規模で社員10人以上って多くない?

と少しだけ不安に感じていたのも事実です。

当たり前ですが、
社員数が多いということは固定費が上がるということです。

1億円の売上であれば一人の売上は1,000万。
粗利率が50%だったとしても、500万しか一人当たり利益を生み出せていません。

これでは到底イケてるスタートアップには程遠い。

泣くごりら
泣くごりら
社員が少ないというのも
入社を決めたきっかけだったのにな・・・

支給パソコンがメルカリで購入した中古

初日には支給されたMacBook。

あれ?なんかめっちゃ傷ついてるな?
設立1年でこんなに傷つくのか?

と思いました。

そして、自分の後に入社する人がおり、
その人の備品を用意するという話になった時、
社長がボソリと呟いた。

「メルカリでMacBook全然安くなってないなー」

と。

驚くごりら
驚くごりら
えっ?ウェブ業界で戦っていこうとしている会社が
メルカリで型落ちのパソコン買ってるの?

だからこんなに傷だらけのパソコンだったのか。
納得したのと同時に疑心暗鬼になる僕。

インセンティブなどない

基本給が低くてもインセンティブで稼げると思っていた甘ちゃんの僕。

採用面接の時にも聞いたインセンティブを得られる条件。
それは、インターネット広告の6ヶ月契約を獲得すること

内容を聞いても、そんなにハードルは高いわけではなく、
まぁ月に5件は取れるだろうという感覚でした。

実際入社してから、月に5件の契約はそこまで難しい話ではなく、
月に4~6件は契約は取れていました。

しかし、インセンティブはなし

なぜならば、6ヶ月契約の内容が少し違うから。

この「少し違う」というのは、
金額が同じでもグーグル広告の契約ではなく、
SNS広告の契約であったら駄目。
※粗利益は同じなのに。

というような、そこを区別する理由がわからない部分。

・同じ金額で
・同じ期間で
・同じ粗利益

の契約でインセンティブを貰えない。

社長に聞いてみると

「こっちが売って欲しいものを売ることにインセンティブの価値がある」

ということで、インセンティブは無し。

これを区別する理由がわからなずモヤモヤ。

次の仕事が決まる前に退職を決意させた社長の暴走

僕が入社をして半年くらい経過してから、
社長の暴走が始まりました。

・事務所の移転を勝手に決めてしまう
・社員の求人を勝手に出してしまう
・急に事務所でキレるようになる
・銀行からの借り入れを増やしてしまう
・自家用車でテスラ車を購入

無名企業で平凡なビジネスではありましたが、
黒字経営は続いていたのも事実です。

しかし、僕が入社をして半年くらい経過したタイミングで、
急に社長が暴走を始めました。

とにかく先行投資という名の散財を始めてしまったのです。

事務所の移転を勝手に決めてしまう

ほとんどの社員がテレワークだったため、
事務所に来るのはせいぜい5人がMAXでしたが、
何を思ったのか家賃4倍、坪数3倍の事務所を契約してしまったのです。

ちょい驚くごりら
ちょい驚くごりら
ほとんどテレワークなのになぜ?

と思い社長と話してみましたが、
先行投資という言葉をただ繰り返すばかり。
何に対しての先行投資なのか??

社員の求人を勝手に出してしまう

まず、人手が足りていないことはありませんでした。
むしろ売り上げの規模に対して少し多いと感じるくらい。

社長曰く
「事務所が大きくなるんだから、人を増やさないと」
とのこと。

とりあえず営業を増やして、
売上を伸ばしたいとの意向だったのですが、
営業もそんなに要らないのでは??

急に事務所でキレるようになる

温厚なタイプに見える社長だったのですが、
新規の案件が取れない日が続くととにかく怒号が飛び交うようになりました。

これで事務所の雰囲気は最悪に・・・

銀行からの借り入れを増やしてしまう

事務所を移転するにあたり、
内装やら敷金やらでキャッシュが必要になったため、
銀行からの借り入れを増やしてしまいました。

お金を借りてまで、事務所を移転したかったのか??

自家用車でテスラ車を購入

これは仕事とあまり関係ない話なのですが、
社長の自家用車がテスラの車になっていました。

そんなに稼ぎがあったのか?

ざっとこんなことが重なり、
僕はこの経営方針、価値観にはついていけず退職を決意しました。





色々な経営方針があるので、
必ずしも前述の先行投資が悪いとは言い切れないですが、
僕の目から見ると

「ただ見栄を張っているだけ」

のように感じました。

実際、この先行投資が原因で、黒字経営が赤字経営に・・・
キャッシュも借り入れたキャッシュがほとんどになってしまい、
退職する直前には自転車操業状態になっていました。

そしてふと思いました。
「僕も見栄を張ってスタートアップに転職したんじゃなかったっけ?」
と。

1年も経たない内に退職をしてまったことに情けなさも感じましたし、
自分の事前の調査の甘さも痛感しました。
ただ、あのタイミングで辞めたことは正解だと今でも思います。

まとめ~本当に心が強い人が戦うスタートアップ企業~

スタートアップという環境は非常に成長につながると思いますが、
ギャンブルに近いものがあります。
実際大変なだけで成長しないこともあります。

会社が倒産しないように、
とにかく売りたくもないものを販売することでは成長は見込めません。

わざわざ大変な会社に入社をしなくとも、
成長できることはたくさんあります。

最終的に決めるのは自分自身ですが、
こういう意見にも耳を傾けてみてもいいと思いますので、
是非もう一度考えてみてはいかがでしょうか。